百代の俳句 誰もが知る名句から誰も知らない名句まで 田原(ティエン・ユアン)
価格 2200円(税込)
判型 四六判
発行年月日 2021年10月22日
ISBN 978-4-908827-72-3
江戸〜平成の俳句400年の歴史から、131人の1310句を選りすぐり!! 一生そばに置いておきたい、名俳句大全
編者は、谷川俊太郎、金子みすゞ、松尾芭蕉、太宰治などを中国に翻訳紹介し、日本の詩のブームという大反響を巻き起こした、国内外で注目の国際派詩人・田原(ティエン・ユアン)。
日本の外からの目で、あまたの俳句を読みなおして集大成。
誰もが知る名句や、これまで気づかなかった隠れた名句の数々との、
あらたな出会いが驚きと喜びに満ちた感動をもたらします。
日本文化の粋を見直し、次なる一歩をいざなうひらめきの源泉。
時空を超えた俳句の宇宙を凝縮した奇跡の一冊!
俳句ブームのなか、17音に秘められた力を呼び起こす、注目の書です。
「古池の蛙」から「コンビニのおでん」の世界まで
語らずして語る奇跡の詩、俳句!
画期的な水先案内の書
——高野ムツオ (日本現代詩歌文学館館長)
【掲載俳人(掲載順)】
松永貞徳、西山宗因、北村季吟、井原西鶴、山口素堂、松尾芭蕉、池西言水、小西来山、上島鬼貫、榎本其角、斎部路通、向井去来、服部嵐雪、立花北枝、野沢凡兆、森川許六、内籐丈草、広瀬惟然、斯波園女、各務支考、横井也有、加賀千代女、炭太祇、諸九尼、与謝蕪村大島蓼太、高桑闌更、黒柳召波、三浦樗良、加藤暁台、加舎白雄、高井几董、夏目成美、松窓乙二、小林一茶、井上井月、内藤鳴雪、村上鬼城、正岡子規、夏目漱石、松瀬青々、河東碧梧桐、高浜虚子、臼田亜浪、渡辺水巴、前田普羅、飯田蛇笏、原石鼎、杉田久女、芥川龍之介、種田山頭火、荻原井泉水、尾崎放哉、富田木歩、芝不器男、永井荷風、富安風生、長谷川かな女、阿部みどり女、竹下しづの女、久保田万太郎、水原秋櫻子、山口青邨、高野素十、後藤夜半、川端茅舎、阿波野青畝、橋本多佳子、三橋鷹女、中村汀女、永田耕衣、西東三鬼、中村草田男、山口誓子、秋元不死男、日野草城、富澤赤黄男、星野立子、大野林火、加藤楸邨、松本たかし、篠原鳳作、安住敦、細見綾子、石川桂郎、高屋窓秋、能村登四郎、石田波郷、渡辺白泉、桂信子、野見山朱鳥、佐藤鬼房、鈴木六林男、沢木欣一、森澄雄、金子兜太、野澤節子、飯田龍太、三橋敏雄、飯島晴子、高柳重信、波多野爽波、林田紀音夫、藤田湘子、宇佐美魚目、川崎展宏、石牟礼道子、瀬戸内寂聴、岡本眸、阿部完市、黛執、鷹羽狩行、山上樹実雄、上田五千石、寺山修司、宇多喜代子、矢島渚男、池田澄子、高橋睦郎、坪内稔典、攝津幸彦、西村和子、高野ムツオ、正木ゆう子、長谷川櫂、夏石番矢、小澤實、田中裕明、小川軽舟、西村麒麟、神野紗希
著者略歴
- 田原(ティエン・ユアン)
- 詩人・翻訳家
1965年中国河南省生まれ。1991年来日留学。
「谷川俊太郎論」で文学博士号取得。城西国際大学で教鞭を執る。日本の詩や小説を中国語に多数翻訳。
とくに谷川俊太郎、金子みすゞ、松尾芭蕉、太宰治の翻訳紹介は大きな反響をもたらし、
中国における日本の詩のブームを巻き起こした。上海文学賞、台湾と中国で翻訳賞など受賞。
中国語と日本語で詩作を続ける一方、評論・研究にも携わり、とくに谷川俊太郎論は高く評価されている。
日本語詩集『石の記憶』(第60回H氏賞=中国人として初の受賞)『田原詩集』『夢の蛇』。
近著『詩人と母』(松崎義行と共著)、絵本『ねことおばあさん』(絵:くさなり)など。